九州大学井尻寮 学生寮のすゝめ

九大井尻寮の見聞録です

#13 ー 入寮面接について

こんにちは古口です。2週間ぶりなので気持ち久しぶりですね。ちなみに僕が一番好きな英単語は"vacation"です。"vacation"という単語、あまりに完成されていると思いませんか???単語の意味もさることながら、語感が良いですよね。「va(ヴァ)」という破裂音を頭に持ってくることで爆発的なパワーと広がりを持たせ、「ca(ケイ)」でその勢いを保ったまま収縮への流れを構築し、「tion(ション)」がすべてを調和させ締めくくる、完璧だ...。先発、中継ぎ、抑え、隙がありません。意味と音感のどちらをとっても、いやむしろこの2要素の相互作用によって、"vacation"という単語は僕たちをwaku-wakuさせてくれます。まあこんな話をしても僕たちのGWは帰ってこないんですけどね。

 

では本題に入ろうと思います。今回は入寮面接って何をするの?ということを中心に入寮時の手続きについて書いていこうと思います。まずは先にどういう手順で入寮の申請をするのかを簡単に説明しますね。

入寮希望者はまず九州大学芸術工学部学生係に入居希望の旨を伝え応募書類を送ってもらいます。これはメールでも窓口に直接行ってもできるみたいです。書類の取り寄せは多分いつでもできますが、それを提出できる期間は決まっているので注意しましょう。この提出期間については九州大学のHP(多分)や井尻寮の公式Twitter(確定)で告知しています。まあ正直事務の方々もありがたいことにかなり寛容なので、多少遅れても書類の対応をしてくれます、感謝。でもあちこちに迷惑がかかるのでこの話を真に受けずに、書類はちゃんと期間内に出しましょう。付け加えておくと、井尻寮の方に直接連絡をくれればいろいろ補助とか案内とかすることができます。気軽にどうぞ~。

 

そして学校から寮の方に入居希望者のリストが送られてきます。それをもとに寮務委員会がコンタクトをとり、入寮面接の日程を調整します。ついに出てきましたね。面接と聞くと身構える人が多いと思います。しかし心配することなかれ。井尻寮の面接で落ちることは99%ありません。というのもこの面接で行うのは「人材の選定」ではなくて「約束事の確認」だからです。どういうことかというと、井尻寮に住むにあたってはいくつか義務が生じます。例えば月に1回くらいで回ってくる掃除当番をこなすことや、大掃除や寮生大会議などの必須行事への参加...などです。これは普通のアパートとかにはおそらくありません。つまり少し悪い言い方をすると、月に1~2回嫌でも住む場所(寮)に時間がとられるのです。また他の寮生とのコミュニケーションも多少なりとも必要になってきます。面接ではこれらのことを説明し、「義務やコミュニケーションについて理解した上で、井尻寮に入居したいですか?」ということを聞きます。この問いにYesと答えればこの面接は全員合格です(僕は合否もその場で伝えるようにしていました)。この相互の確認に当てはまる単語が見つからないので、便宜上「面接」という名前をつけているわけです。

 

あとはこの面接時には「自己紹介シート」なるものを事前に記入してもらっています。連絡先とかアレルギー関係とかの把握に加えて、その人の「人となり」を知るためのものです。面接は基本的にこのシートを基に進めていきます。これに関してもある程度はちゃんと書いてほしいですが、まあ気軽に記入してください。

f:id:IJIRIRYO:20210508134009j:plain←自己紹介シートはこんな感じ

 

最後に面接に落ちた1%の特例を紹介したいと思います。1つは「安いからと親に言われて面接に来たけど、自分自身は入居したくない」というケースです。これで入寮してもおそらくお互いに不幸になるだけなので、合意の上で落とすことにしました。もう1つは面接をすっぽかされ、どうにかこうにかこっちから連絡したら「すでに別の住居が決まっている」と言われたケースですね、一報くれ~。実際このくらいしか知りません。

 

さて今回の話題で何が言いたかったかというと「井尻寮の面接は落とすためのものじゃない」ということです。今日の格言ですね。「面接落ちたら住むところない...」みたいな話を聞くこともままありますが、普通の人間であれば落ちないので心配は無用です。まったく狭き門ではありません。井尻は君を歓迎する。じゃあ今回もこのくらいで終わろうと思います。ごきげんよう~。

文責:古口